・TOEIC公式問題集の効率的な使い方を知りたい
・TOEICの模試なら公式問題集がいいっていうけど理由は?
・実際に公式問題集を使って点数をあげた時の体験談を知りたい
この記事を読むとこんな悩みを解決することができます。
本記事の内容
- TOEIC公式問題集の効率的な使い方5ステップ
- TOEICの模試なら公式問題集にするべき3つの理由
- TOEIC公式問題集を実際に使ってみた感想3つ
TOEIC界では1番人気の模試である「公式問題集」
実際に僕も使ってみて「公式問題集」が超優秀なのは間違いないと感じてますが、使い方を間違えると公式問題集の効果は半分以下になり時間の無駄です。。。
この記事で紹介する公式問題集の使い方を実行すれば、効率よく公式問題集を使うことができてTOEICリスニングとリーディングともに点数がのびやすくなります。
また、TOEICの模試なら公式問題集を選ぶべき3つの理由と僕が実際に公式問題集を使ってみた感想なんかも紹介するので、最後まで読んでみてください。
本記事の信頼性
本記事では、僕が実際に公式問題集を使って6ヶ月でTOEIC300点から785点にあげた時の経験をもとに解説していきます。(その後3ヶ月
体験談から解説していきますので、結構有益度は高いはず。ぜひ参考にしてみてください。
それでは「TOEIC公式問題集の効率的な使い方5ステップ」から紹介します。
ちなみにTOEIC全体の勉強法に関してはこちらの記事で詳しく解説してますので、参考にしてみてください。
👉TOEIC初心者からスコアを伸ばした人が実践してる勉強法
TOEIC公式問題集の効率的な使い方5ステップ
さっそく結論からいうと、TOEIC公式問題集の効率的な使い方はこちらの5ステップです。
1つずつ詳しく紹介していきます。
TOEIC公式問題集の使い方⓪:TOEICの単語と文法を身に付ける
TOEICの勉強において、いきなり公式問題集を解いてはいけません。まずは単語と文法を身につけましょう。
単語と文法が身についてないと、公式問題集の解説を読んでも内容を理解できなかったり、知らない単語が出るたびにいちいち覚える必要があります。
逆に単語と文法がすでに身についていれば、あとはガンガン公式問題集などの問題を解いてTOEICに慣れるだけで点数がのびます。
単語と文法が身についてない人はまずこちらから読んでみてください。
TOEIC公式問題集の使い方①:時間を測ってガチで解く
単語と文法がすでに身についている人は、時間を測ってガチで解いてみましょう。
リスニングから初めてノンストップでリーディングを解いてください。もちろん途中でリスニングを止めたり、リーディングの途中で休憩してはいけません。
本番と同じ状況で解くことで、TOEIC公開試験の練習になります。
試験本番の練習は1つの模試に対して、最初の1回でしかできないのでかなり貴重です。
最初の1回を適当に解くのはもったいない
ここで大事なのは答え合わせをしないこと。
次で答えを知らないままもう一回解くステップがあるのでまだ回答をみてはいけません。
模試を解いたら答え合わせをしたくなってしまいますが、ここはグッと我慢してください。
TOEIC公式問題集の使い方②:時間無制限で解く
次は時間無制限でTOEIC公式問題集を解いてみてください。
時間無制限で解くことで、時間制限がなければ自分の実力がどんなものかがわかります。
リスニングを2、3回聞いてもいいですし、リーディングに2時間かけてもいいです。
こっちは1日でやらなくてもOKです
そのあと時間制限ありで解いた時の点数と、時間無制限で解いた時の点数を比べてみてください。
ここで点数があまり変わらなければ、自分は問題のスピードが問題ではなく、単純に英語力が足りないことがわかります。もう1度単語と文法から勉強しなおす方がいいです。
逆に時間無制限で解いた時の方が点数が大きく高い場合は、問題を解くスピードをあげれば点数が伸びることがわかります。そんな人はTOEICの問題をたくさん解いてTOEICに慣れることで点数がのびやすくなります。
それ以降の勉強方針を決めるためにも、このステップは非常に重要です。
TOEIC公式問題集の使い方③:間違っていたところをチェックする
公式問題集を2回解いたら、ようやく間違ったところをチェックしていきます。
僕の場合は公式問題集の解説を読んで知らなかった単語や表現、重要ポイントを自作ノートにメモしてました。
自作ノートを作っておくことで復習しやすくなるのでおすすめ。
TOEIC公式問題集の使い方④:1回精読する
間違ったところをチェックし終えたら公式問題集の回答をみながら精読しましょう。
そもそも精読とは、
精読とは、英文の一つひとつを、綿密に分析しながら読み進めていく学習法のことです。言い換えるなら、実際に生きた英文を見て、自分が知っている知識がどのように活用されているのかを知るための勉強です。
http://english06.com/200/
僕の中での精読は、「英文の文法をしっかり理解し、知らない単語もすべて調べ、わからないところがないようにする事」だと考えています。
「英文の文法をしっかり理解し」の部分は、よく中学高校で勉強した、SVOCが明確にわかる状態にするということです。
精読をすることで文の構造を理解できるようになり、正確に英語を聴けるようになる&理解できるようになります。
TOEIC公式問題集の使い方⑤:リスニングはシャドーイング、リーディングは音読する
いよいよ最後のステップ。リスニングはシャドーイング、リーディングは音読を最低10回ずつやりましょう。
リスニングとリーディングではおすすめの勉強法が違うので注意してください。
ここをしっかりこなすと抜群に点数が伸びるので、よく読んで実践しましょう。
リスニングはシャドーイング
シャドーイングの定義は以下の通り。
「シャドーイング(Shadowing)」は、英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法のことです。英文を聞き終えてから繰り返す「リピート」とは異なり、シャドーイングは、聞こえてくる英文のすぐ後ろを影(shadow)のように追いかけるのがポイントです。
「聞く」、「発音する」を同時に行うわけですから、難易度の高い学習法ですが、ポイントをしっかりおさえて繰り返し練習することで、確実に英語スキルは上達していくはずです。
https://www.simulacademy.com/column/tips/shadowing
簡単に言うと、リスニングの音源を流して、ナレーターの発音に影のようについていきながら発音するだけです。
シャドーイングは、ボソボソ声で発音すれば、通勤や通学の時間でもできるため場所を選ばず勉強できます。
声を出して発音した方が自分のミスに気付きやすく上達しやすいですが、どうしても難しい場合はボソボソ声でもOK。
最低10回繰り返すことで飛躍的にリスニング能力がのびます。
リーディングは音読
リーディングにおすすめな勉強法は音読です。
やり方は公式問題集のパート5、6、7の問題文をひたすら声に出して読むだけ。
詳しくは下の記事で紹介してますが、音読には3つのメリットがあります。
- リスニング力とリーディング力が両方向上する
- 英語を日本語に変換せずに理解できる
- 読むスピードが上がる
音読も最低10回くらいこなすと効果を実感することができます。
かなり地味な勉強方法ですが、達成すると必ず点数が伸びます。
TOEICの模試なら公式問題集にするべき3つの理由
TOEICの模試なら公式問題集にするべき3つの理由はこちら。
- TOEIC本番と問題の質が全く同じだから
- リスニングのナレーターも同じだから
- TOEICには出題される範囲が決まっているから
それでは1つずつ解説していきます。
TOEIC本番と問題の質が全く同じだから
TOEIC公式問題集は問題の質がTOEIC本番とまったく同じです。
TOEIC公式問題集とは、その名の通りTOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会が発売している模試のことで、国際ビジネスコミュニケーション協会のHPでは、以下のように書かれています。
テスト開発機関であるEducational Testing Service(ETS)が、実際のテストと同じプロセスで作成した問題を収録した公式TOEIC Listening & Reading 問題集シリーズをはじめとした、人気のTOEIC公式教材の基本情報や、効果的な使い方をご紹介しています。皆様の英語学習にご活用ください!
https://www.iibc-global.org/toeic/support/prep.html
実際のテストと同じプロセスで作られた=実際のテストと同じクオリティということです。
そんな問題集は公式問題集だけです。
TOEIC公式問題集の難易度についてはこちらの記事でも詳しく解説してます。
👉TOEIC公式問題集の難易度は?本番に1番近いのは○番目
リスニングのナレーターも同じだから
公式問題集のリスニングのナレーターはTOEIC本番のナレーターと同じ人物です。
公式問題集の1番のメリットかもしれません。
本番と同じナレーターの声やなまりに聞きなれていれば、本番でもリスニングを聞き取りやすくなります。
公式問題集以外の問題集のナレーターは独特のなまりがあったり、声がくもったりしていることがよくあります。
なので、TOEICの点数を上げることだけ考えるなら、TOEIC公式問題集で勉強するのが一番効率がいいです。
TOEICには出題される範囲が決まっているから
TOEIC初心者の方はびっくりするかもしれませんが、TOEICに出題される問題の話題や形式はある程度決まっています。
例えば、TOEIC高得点のために覚えるべき単語は1000から2000単語くらいです。
そのため、TOEICの単語帳も下記の記事で紹介しているように一択です。
他にも、TOEICでは以下の項目は出題される範囲が決まっています。
- Part1.2でよく使われる表現
- Part3.4でよく出てくるシチュエーションや表現
- Part5.6で頻出の文法
- Part7でよく出てくる問題形式や話題の内容
みなさんもうわかりましたよね?
TOEICで高得点を取るためには、TOEIC本番に最も近い環境で勉強をするのが一番の近道です。
TOEIC公式問題集を実際に使ってみた感想3つ
ここからは実際に僕が公式問題集を使ってみた感想を3つ紹介します。
(実際に僕は6ヶ月でTOEIC300点から785点に伸ばしたときは問題集は公式問題集3冊しか使っていません。)
- 問題の質は本当に本番と同じ
- おすすめは2〜3冊に集中して解く
- 単語と文法を身につけてからじゃないと遠回り
それぞれ簡単に解説していきます。
問題の質は本当に本番と同じ
公式問題集の問題の質は本番とまったく同じです。
僕は過去TOEICを10回以上受けてきてますが、そう感じます。
本番と同じプロセスで作られてる問題だから当然ですけど
公式問題集の中で特にいいポイントが、ナレーターもTOEIC本番と同じ人ということです。
模試によってはナレーターのなまりが酷すぎて、TOEIC本番でその違いにびっくりすることがあります。
TOEIC本番の朝に公式問題集の音源を聴けば、復習もできるし、耳も慣れさせることができるので一石二鳥。
問題の質もいいし、ナレーターも同じだしでこちらも一石二鳥です。
おすすめは2〜3冊に集中して解く
公式問題集は2〜3冊に集中して解きましょう。
たまに発売されてる公式問題集全部やろうとする人がいますがおすすめできません。
今回僕が紹介している勉強法の通りにやると公式問題集1冊完璧にやりきるのに1ヶ月くらいかかります。
それを3冊もやれば十分高得点を狙えます。
僕は公式問題集3冊でTOEIC300点から785点まで伸ばしました
少し復習して次の模試、また少し復習して次の模試へと勉強してけば、なんとなくやってる感じがでますが、TOEIC力は身についていません。
1つ1つの模試を完璧になるまで復習することで、公式問題集のメリットを効率的に吸収できるのでおすすめは2〜3冊に集中して勉強することです。
単語と文法を身につけてからじゃないと遠回り
TOEIC公式問題集を解くまえに単語と文法を身につけておかないとかなり遠回りになります。
これは僕が実際にやってしまったミスですが、1冊目の公式問題集を解いたときは単語と文法をちょっとしかしていませんでした。
結果はもちろん酷かったですが、何よりダメだったのは解説を読んでも理解が浅くなってしまったことです。
もちろん単語もあまり勉強してないので、1つの模試で100個以上知らない単語が出てきて覚えるのに苦労しました。
この教訓を生かして、単語と文法をしっかり勉強してから2冊目の公式問題集を解くことで、解説を深く理解でき吸収率が段違いでした。
単語も覚える時間が減ったのでTOEICの問題を解く勉強に力を注げるようになり、点数が爆伸びしました。
勉強は順番がなにより大事。
まとめ:TOEIC公式問題集の効率的な使い方を5ステップで解説
今回の記事では「TOEIC公式問題集の効率的な使い方を5ステップで解説」を紹介しました。
おすすめのTOEIC公式問題集の使い方はこちら。
TOEICで高得点を取るためには、問題集選びが非常に重要です。
数ある問題集の中でも「公式問題集」が一番信頼できて確実に点数を伸ばしてくれる1冊になります。
せっかく買っても公式問題集をやり込まないとTOEICの点数は伸びません。
ほとんどの人が問題集を買って満足してしまいます。
行動しなければ無駄なお金になってしまうので、本気でTOEICの点数を伸ばしたい人だけ、公式問題集を買うようにしましょう。
おわり。
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